残す所、表札の取り付けのみとなりました

ここでお庭の全貌をご紹介いたします。
まずは門柱のある入口です。
旧家で長い年月ご家族を見守り続けてきた黒松が、正面にて訪れたお客様の視線を奪います。
存在感のある大きさは、M様の由緒ある御家柄を感じさせてくれます。
そして東側のお庭
旧家の池にかかっていた石橋を利用して造った枯山水
白川砕石が水の流れを美しく描いています。
周りは、黒松や槇、景石、石積みのどれもが長年のお庭から新しい場所で生まれ変わったように存在感を現わしています。

門柱横の黒松をくぐると本玄関まで続くたたきのアプローチ
このアプローチには、旧家で使われていた平板や石臼、そして新しく加わった御影石や瓦が一緒に埋め込まれています。
土のぬくもりと共に新旧の素材が包み込まれている感じです。
屋根の下には瓦と山石で造られた雨落ち
和のお庭は1つ1つが風情のある風景になります。
西側のお庭も景石と樹木に、旧家に古くからある四角い踏み石を並べて
旧家にて長い年月を共に過ごしてきた樹木や石たちは、新しいお庭でもしっかりとなじみ良い表情を出しています。
とても落ち着く温かいお庭が出来上がりましたね。
犬走りの工事からはじまり早いもので1年が経ちます。
旧家にあるお庭の素材を出来る限り使ってM様のご家族の歴史を繋げて行きたいと考えてきました。
こんな若輩者に貴重な体験、そしてお庭造りを経験させていただき本当にありがとうございました。
今後も末長く見守らせていただきたいと思っております。
宜しくお願いいたします。